February 22, 2010

僕が不快に思うのは(めったにないけれど)、たとえば人と喋っていて、あー、この人はかっこつけているな、見栄を張っているな、自惚れているな、はったりだな、劣等感の裏返しだなと感じた時だ。哀れだ。どうしてそう思えるかというと、自分の中にもそういう部分があるからだ。

僕が感動するのは、なんてこの人は正直なんだろう、なんて素直なんだろうと思った時だ。たったそれだけのことだ。もちろん、正直になったからといって思い通りになれるわけではないけれど。愛とか優しさが溢れていても、心の奥底には嫉妬や虚栄心や自尊心があるから、醜かったり、恥ずかしかったり、笑われたりするだろう。しかし、それらを包み隠さず語ることができたら、いや語らずとも、淋しさや弱さに耐えて生きていけたら、これぞ音楽だと思う。